【市民活動者インタビュー】女性議会への参加
| まちのヒト・コト
2025年1月25日(土)、女性の市政参加への意識啓発を図るとともに、女性の視点を生かした意見や要望、提案などを市政に反映することを目的に、丸亀市女性議会が開催されました。今回、マルタスで市民活動登録をしている「終活ノオト・きむらなみ」の木村さん、「にこサポ不登校親の会」の前川さんが参加し、答弁や感想についてお話を聞きました。

■一般質問について
≪木村さん≫
私は「広報紙の終活エンディングノート特集」について提案させて頂きました。
終活とは、一般的に高齢者が亡くなったあとのことを考えて、財産整理や身の回りの整理、葬儀やお墓の準備などをしていくと言われています。
しかし、人はいつどうなるか分かりません。突然の災害も考えられます。
終活は年齢問わず、元気なうちに過去・現在・未来と自分の棚卸が出来、人生の終わりを考える事によって、自分と向き合い、今をよりよく生きるための活動です。
超高齢化社会の現在、他の自治体では行政が終活サポート事業を行うようになってきました。
空き家問題、相続問題、認知症などの後見人問題、医療・介護の希望、おひとり様の問題など、個人が自助で未然に取り組むことができる一歩が「終活エンディングノートの作成」です。
そのため、全戸配布される広報まるがめに、終活エンディングノート特集を取り入れていただく事が出来ないかとの質問をさせていただきました。
≪前川さん≫
私は丸亀市における「重層的支援体制」について質問をさせていただきました。
私は子どもが3人おり、保護者として子どものためのPTA活動に真剣に取り組んで18年目になります。
今年度の4月より、保護者のためのPTA活動として「不登校親の会」を発足し、交流や情報交換で互いに支え合った活動をしています。
少子化がどんどん進む中、障がいのある子どもたちは増加傾向にあり、いじめに悩む生徒や不登校の生徒はどんどん増加していますが、これからの地域社会を考えると、全ての子どもたちが生き生きと生活し、地域社会を支える人材に成長していくよう支援することが最も望まれます。
そのためには、子育ての最も重要な役割を果たしている保護者のための施策を充実していただきたいと考えています。保護者の立場で困った時にどこに相談したらいいかわからない事は大きな問題なので、例えば毎月全戸配布される広報紙等を活用して相談窓口の情報発信を行い、一人で悩む保護者をなくしてほしいです。
重層的支援体制の前段階として、民間の組織や同じ目線で話が出来る、本当に一緒に悩み考えたいという人も含めた官民合同の組織があればいいなと思います。
市内全ての小中学校に整備されることで、一人も見逃さない支援体制が出来ますし、オール丸亀での取り組みを進めていくのであれば、私にも何か支援ができると思います。
地域資源を最大限に活用するために、どのような呼びかけをされるのか、また、さらに発展性のある地域外資源にも連携を広げて、より柔軟で誰でも利用できる、絶え間ない支援体制の確立を求め、質問をさせていただきました。
■答弁について
≪木村さん≫
教育長や市長の顔を見ながら話そうと思ったんですけど、いざあの発言台に立ったら、もう原稿を読むのが精一杯でしたね。でも、市報へ終活について特集してくれることが決まりました。私の目標だったから嬉しかったです。
≪前川さん≫
私は来年度から始まる重層的支援体制について質問しました。丁寧な答弁をもらえてすごく、良かったです。今後の自分の活動にも、自信が持てるようないい経験ができたと思います。
■女性議会を終えて思うこと
≪木村さん≫
そういう意味で中間支援をどんどん行って欲しいと思いました。あるべき本来の道で協働っていうのが入り込めたらいいなと。やる気のある若い人もいっぱいいると思います。マルタスに対話ができる場などの仕組みづくりをしてほしいなと思いました。聞いてほしいとか言いたいっていう人はたくさんいるし、そういう場を求めている人はいると思います。声を出せる場があるっていうのは大事だなと思えるいい機会でした。
≪前川さん≫
女性議員が十人いて、いろんな質問をそれぞれしていたんですが、終わった後の座談会では、女性の弱いところをどうにかしたいっていう思いが皆さんあり、ある意味気軽に話せる場だったから、こういう座談会をもっと増やしたいと思いました。
