レポート

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【With Community】人づくりで継続的なまちづくり~飯山北コミュニティ

マルタスでは、住民が力を合わせて地域をより良くするために活動している丸亀市内の各コミュニティを取材しています。

丸亀市には、概ね小学校区を単位とした17の地域コミュニティが形成されています。
コミュニティは、地域にある自治会や老人会、民生児童委員会、PTAをはじめとする各種団体などにより構成されています。それぞれのコミュニティでは、地域の活動計画となる「まちづくり計画」を策定し、広報誌の発行、コミュニティまつり、環境美化、防災訓練、子育て支援などの事業を行い、地域の課題解決と、特色のあるまちづくりに取り組んでいます。



今回は、飯山北コミュニティについて紹介します。



飯山北地区は、丸亀市の南東部に位置し、西には土器川、中央に大束川が流れ、飯野山や城山を望む緑豊かな地域です。
米・麦作とともに桃の栽培が盛んで、県内最大の桃の生産量を誇ります。3月頃には桃色の花が各地に見られピンク色の景色が飯山北地区を彩ります。また、収穫時期の6月中旬頃からは、JAかがわによる桃の直売所がオープンするなど、多くの人が旬である甘い夏の味を楽しんでいます。
交通の利便性を背景に田園都市として発展し、近年では国道438号バイパス開通に伴い大規模な商業店舗が進出し、豊かな自然と街並みが調和しています。

飯山北コミュニティは、平成17年の平成の大合併による合併協議に基づき、小学校単位で旧坂本村の地域一帯を「飯山北コミュニティ推進協議会」として平成18年に設立されました。現在は、総務・防災、保健福祉、生活環境、文化、体育、青少年健全育成、連合自治会の7部会で成り立ち、よりよいまちづくりに努めています。

また、将来像を「人と自然が調和した住みよいまち」とし、今年の春には、第4次『はんざん桃源郷の里』まちづくり計画が策定されました。同計画は、以下の5つの目標のもと、様々な施策や活動内容が記されています。

・自然と調和のとれたまちづくり ・健やかに暮らせるまちづくり ・心豊かなひとを育むまちづくり ・みんなで助け合うまちづくり ・みんなが参加するまちづくり

令和7年8月5日には新しい飯山北コミュニティセンターがオープンし、より一層地域住民が一体となったまちづくりが進められています。

飯山北コミュニティでの取り組み



「第2次丸亀市総合計画」の重点プロジェクトとして進められてきた新飯山北コミュニティセンター整備計画。地域住民の連帯意識を醸成し心ふれあうまちづくりを推進するための施設として新築され、令和7年8月5日についにオープンしました。
そんな飯山北コミュニティでは、人づくりを一番の目標にした様々な取り組みが行われています。

カナマルサロン



飯山北コミュニティ、社会福祉協議会、地域包括支援センター、民生児童委員、各種福祉団体が令和4年に立ち上げた「桃の里生活支援連絡協議会」。高齢者の皆さんを対象に、簡易な家事手伝いや買い物支援、高齢者の居場所作りとして古民家を改修した「カナマルサロン」の運営などを行っています。
令和5年10月25日には、カナマルサロンにて「第1回コスモスまつり」が開催されました。美しいコスモスが咲き誇る中、大正琴の演奏などがイベントを盛り上げました。また、飯山高校や四国医療専門学校の学生がボランティアとして参加し、初めてのイベントを多くの人が楽しみました。

わんぱく楽校



子どもたちに自然体験やものづくり体験などを実施し、社会性や協調性、創造性を養うために青少年健全育成部が行う事業です。野菜収穫やキャンプ体験、車いす体験など、校外学習をメインに様々な体験を子どもたちに提供しています。芋ほり体験では、さつまいもを掘る体験はもちろん、「さつまいもはどこから来たのか」「お芋を食べるとなぜおならが出るのか」など楽しみながら学ぶことを意識し、それぞれの体験にプラスアルファの学習を取り入れています。

コミもぐ



コミュニティセンターでモグモグする会、略して「コミもぐ」。一品や飲み物(お酒もあり)を持ち寄り、様々な世代が集う会を実施しています。前回行われた会では、10代から70代が集まり、いろいろなお話で盛り上がったそうです。若者から高齢者までが楽しく集いながらまちづくりについても考えるきっかけの場とし、話して出た新しいアイデアをコミュニティ活動で活かしています。

ももちゃんくらぶ



子育て支援ボランティア団体「ももちゃんくらぶ」は、飯山の特産品が桃ということから名付けられました。子育て支援員など約30名で構成されており、飯山地域子育て支援センター、保育所、小学校の活動のサポーターをしています。コミュニティ行事にも積極的に参加しています。飯山地域子育て支援センター内にある「おもちゃの図書館」では、第2・第4水曜日の午前中、約500個のおもちゃから好きなおもちゃを借りることができます。

飯山北コミュニティのこれから

新しいコミュニティセンターがオープンし、より一層活動を広げる飯山北コミュニティ。これからの一番の目標は、自ら主体性を持ってまちや誰かのために動く市民を増やしていくことです。コミュニティを人それぞれが持つオリジナリティや才能を生かしていけるような場にすることで、まちを良くしたいという思いを持つ若い人を増やしていき、継続的なまちづくりに取り組みます。

次回は、飯山北コミュニティで活躍する人物について紹介します。