【With Community】コミュニティの一体感を醸成していく~富熊コミュニティ
マルタスでは、住民が力を合わせて地域をより良くするために活動している丸亀市内の各コミュニティを取材しています。
丸亀市には、概ね小学校区を単位とした17の地域コミュニティが形成されています。
コミュニティは、地域にある自治会や老人会、民生児童委員会、PTAをはじめとする各種団体などにより構成されています。それぞれのコミュニティでは、地域の活動計画となる「まちづくり計画」を策定し、広報誌の発行、コミュニティまつり、環境美化、防災訓練、子育て支援などの事業を行い、地域の課題解決と、特色のあるまちづくりに取り組んでいます。
今回は、富熊コミュニティについて紹介します。
富熊地区は、丸亀市の南東に位置し、南に四国山脈、讃岐山脈を望む緑あふれる地区です。一次産業が主要を占め、これまでは米作・麦作が主でしたが、最近ではブロッコリー栽培に力を入れる農家も増加しています。また、畑作では柑橘類を中心に栽培されており、大原地区では地の利を活かし、桃やはっさく作りが盛んとなっています。特に、はっさくは「丸龍」という名でブランド化され、高級なかんきつとして京都の料亭などにも卸されているそうです。
富熊校区コミュニティ協議会は、総務部、育成部、防犯環境部、生活福祉部、体育部の5部会と自治会によって成り立ちます。
豊かな自然と歴史文化資源の継承しながら、変化する地域環境や社会環境に柔軟に対応していく必要性、特に高齢化をふまえた上で、住民1人ひとりにより重点を置き「健康」「生きがい」などにも取り組み、「富熊に住み続けたい」と思えるまちづくりを目指しています。
そのような思いから「健康で笑顔あふれるまち富熊」を将来像に位置付け、以下の5本柱のもと、まちづくりに取り組んでいます。
第1柱:歴史と環境をまもるまちづくり
第2柱:健康で生きがいのあるまちづくり
第3柱:安全安心の暮らしを支えるまちづくり
第4柱:ふれあい・助け合いのまちづくり
第5柱:地域と子どもがかがやくまちづくり
富熊コミュニティセンター
富熊地区には、「富熊コミュニティセンター」と分館である「ゆうとぴあ綾歌」、2つのセンターがあることが特長です。
富熊コミュニティセンターには、98畳もある畳の間や洋室の会議室、調理室などが完備されています。また、富士見坂団地のそばにあるゆうとぴあ綾歌には、広さ約200㎡の多目的ホール、和室などがあります。また、グラウンドゴルフができるグラウンドも整備されています。
センターでは、子どもを対象とした料理教室、アートや音楽、体操など様々な生涯学習クラブが活動しています。
おじさんおばさん運動
第1・第3水曜日の登下校時に、地域の子どもの安全を地域住民で守ることを目的に、通学路の安全と下校時の子どもたちを見守っています。子どもたちと一緒に歩いたり、家の近所の交差点に立ったり、畑仕事のかたわら声を掛けたりと、地域の「おじさん・おばさん」たちができる方法で活動を行っています。
映画観賞会とおしゃべりの会
令和5年から始まった新たな活動。シニア世代の居場所づくりのひとつで、8地区の自治会にある公民館の持ち回りで映画を上映するイベントを開催しています。これは、コミュニティセンターまで来られない方に配慮したもので、自宅の近所で参加しやすいと好評です。情報交換の場にもなっており「あの映画が面白かった」などの話があると、次の上映会の参考にもしているそうです。
コミュニティでの取り組み
富熊コミュニティまつり
秋に開催されるコミュニティまつり。ステージでは、生涯学習クラブの発表や獅子舞、ガラポン抽選会などが行われます。センター内では、保育所や小学校、中学校による作品展示、健康相談コーナーなどが設けられています。フードコーナーや体験コーナー、チャレンジコーナーなどのテントもあり、どの世代も楽しめる様々な催しが企画されています。
とみくま夏まつり
子どもたちが楽しみにしている夏の行事です。令和5年に行われた夏祭りには、1000人を超える皆さんが来場しました。富熊保育所によるダンスや綾歌中学校吹奏楽部による演奏、ご当地〇×クイズなど大盛り上がり。PTAによる屋台や「富熊つなぐ隊」による本格的なお化け屋敷には多くの子どもたちが列をなしました。
竜山大学
シニアを対象とした勉強会「竜山大学」を開催しています。令和6年度は、5月に「みんなで楽しく音楽を」をテーマとしたオカリナ演奏を皮切りに、6月には高齢者の医療保険制度について、7月には落語鑑賞会など、様々な内容が企画されました。毎回50名以上の方が参加し、皆さんと一緒に楽しみながら学ぶ機会となっているようです。
富熊コミュニティのこれから
コミュニティのこれからの課題として、新興団地も含めたコミュニティ全体の一体感を醸成していくことが挙げられています。そのために、コミュニティ側から新興団地に働きかけていくことを今後の目標としています。
次回は、富熊コミュニティで活躍する人物について紹介します。


