レポート

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【With Community】人づくりでまちづくり~土器コミュニティ

マルタスでは、住民が力を合わせて地域をより良くするために活動している丸亀市内の各コミュニティを取材しています。

丸亀市には、概ね小学校区を単位とした17の地域コミュニティが形成されています。
コミュニティは、地域にある自治会や老人会、民生児童委員会、PTAをはじめとする各種団体などにより構成されています。それぞれのコミュニティでは、地域の活動計画となる「まちづくり計画」を策定し、広報誌の発行、コミュニティまつり、環境美化、防災訓練、子育て支援などの事業を行い、地域の課題解決と、特色のあるまちづくりに取り組んでいます。



今回は、土器コミュニティについて紹介します。



土器地区は丸亀市の北東部に位置し、東に青ノ山、西に丸亀城を望み、北には瀬戸内海が広がります。中央には、県内唯一の一級河川である土器川がまちを東西に分け、南北に細長い形態をしています。
「土器」の名前は、弥生時代より土器の粘土がとりわけ豊富で良質だったことから、土師器(はじき:褐色の素焼きの器)が多く作られたことに由来したと言われています。
昭和29年の合併により丸亀市となり、当時は人口4,200人ほどの農村地域でしたが、昭和60年ころの市道土器線の開通、その後も浜街道や国道11号バイパスなどが整備されたことで、主要道路沿いに多くの商店やスーパー、飲食店などが出店し、住宅、団地等の建設が進み、人口が急増しました。現在は約5,900世帯、12,000人ほどが住む地域で、丸亀市の人口の1割強を占めています。

土器コミュニティは、 総務部、人権部、環境部、福祉部、保健部、 体育部、 育成部、安全安心部、広報部の9つの部と、自主防災会で構成されています。令和7年4月に策定された「土器町まちづくり計画III2025」では、前回の事業計画の総括や住民アンケートの結果から4つのスローガンを基にまちづくりが計画されました。

①にぎわいと活力のあるまちづくり
②心豊かな人が育ち生きがいのあるまちづくり
③健康で安心して暮らせるまちづくり
④自然や環境・文化を大切にするまちづくり

土器コミュニティセンター



土器コミュニティセンターは、土器川東堤防沿い丸亀橋から北へ約350mのところにあります。会議室、 軽運動室、 調理講習室、 図書室、工房、 かまばなどがあり、 土器コミュニティ「住みたくなるまち土器」の活動拠点・地域の方のふれあいの場として、 また、 地域の学習の場として多くの生涯学習クラブ・サークルが活動しています。

どきっ子弥生ふるさとまつり



毎年3月に開催されるコミュニティのまつりです。生涯学習クラブの学習発表を中心に、 小学校、 幼稚園、保育所などの子どもたちによる発表会・作品展示などが行われます。令和8年2月25日に開催されたまつりでは、 丸亀市消防本部北消防署の煙のトンネル体験、丸亀警察署土器交番の協力による白バイ、パトカーの展示、 自衛隊地方協力隊と自主防災会の防災コーナー、バザーなど、催しが盛りだくさんでした。 最後はお楽しみ抽選会で締めくくられ、 笑顔あふれる1日となります。

どきの夏まつり



毎年城東小学校のグラウンドで開催していた「どきっDOKIサマーフェスタ」が終了し、令和6年、新たに縁日のような懐かしい夏のまつりを立ち上げました。昔懐かしいあひるすくいや射的などの縁日コーナーの他に、おはなしの会や工作コーナー、スポーツゲームコーナーなど、子どもを中心に楽しめる内容のおまつりです。 屋外では様々なバザーが並び、最後は打ち上げ花火で締めくくります。

コミュニティでの取り組み

防災活動



様々な災害の可能性がある土器町。自主防災会の役員19名のうち15名が防災士の資格を有しており、 地域を9つのブロックに分け防災活動をしています。ブロックごとの防災まち歩きで危険箇所の確認や以前の被害状況を共有し、ハザードマップ作成しています。また、小学生、小さなお子さんのいるご家庭など、それぞれに応じた防災講座を開催し、啓発活動をしています。

青ノ山クリーンハイキング



毎年11月に開催され、約30年続くハイキングイベント。青ノ山でのハイキングを楽しむだけでなく、ごみ拾いを兼ねたイベントで、山頂では子どもたち向けのレクリエーションが行われます。ビンゴ大会やじゃんけん大会で盛り上がったあと、ごみ拾いをしながら下山。毎年ごみ袋2つ分くらいのごみを持ち帰ります。

寺子屋教室



育成部主催で、夏休みにコミュニティセンターを開放して夏休みの宿題や工作体験、料理教室などを行います。さらに、センターを飛び出して施設見学や島でのアウトドア体験なども計画しています。

土器コミュニティのこれから

令和7年に策定された「土器町まちづくり計画III2025」では、住民に向けたアンケートを実施し、新型コロナ禍で実施出来なかった事業を見直しました。子育てを応援し、「ひとづくり」を中心としたまちづくり計画になっています。まちづくり計画は5年毎に策定されます。

次回は、土器コミュニティで活躍する人物について紹介します。