レポート

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獅子舞の未来から地域についても考えよう!

4月19日(金)、OMORO!!さんによる「語ろう!獅子舞の今、未来」が開催されました。

OMORO!!さんは、自然や里山保全への関心を高める活動を行っており、「地域への関心誘引」をテーマに、地域の祭りや伝統芸能の継承についても取り組まれています。
里山や島しょ部、祭りなどの地域行事は、いずれも“人から人へ受け継ぐこと”が大切です。少子高齢化や人口減少など、共通する課題に向き合いながら、さまざまな視点で地域の課題を見つめ、活動を続けられています。



香川県には約800組の獅子連があると言われており、秋祭りでは天下泰平や五穀豊穣を願って獅子舞が奉納されています。しかし近年は、少子高齢化や人口流出などにより、担い手不足や資金面での課題も見えてきています。

今回は、高松市十河で新しい獅子舞活動に取り組んでいる「十獅会」会長の谷口佳広さんをお迎えし、その活動についてお話しいただきました。また後半では、参加者同士が悩みや思いを語り合う交流の時間も設けられました。



谷口さんは、祭りのにぎわいが年々減少していることに危機感を抱き、「地域に獅子舞を残したい」という思いから、十河地区にある8組の獅子連の若手有志とともに「十獅会」を結成されました。

十獅会では、「100年後の十河に獅子を残す」を理念に掲げ、持続可能な運営体制づくりや神社のにぎわい創出、地域外への情報発信など、伝統芸能を次世代につなぐためのさまざまな活動を行っています。



当日は、これまでの取組について、写真や実際のチラシを交えながら紹介していただきました。運営方法や、子どもたち・地域の方々に興味を持ってもらうための広報の工夫など、実践的なお話に参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。

参加者である丸亀市垂水地区の八尺獅子連の皆さんからは、自分たちが感じている課題についての共有や、十獅会の取組についてさらに詳しく知りたいという質問も多く寄せられました。
参加者からは「伝統文化の継承の方法という内容でしたが地域コミュニティーとの関わり方など、獅子舞の活動に限らず、広く一般的な分野にも共通する課題や問題解決へのアイデアや取り組み方についての一参考例となる情報が得られた」と感想が聞かれました。
谷口さんとのディスカッションを通して、多くの気付きや学びのある時間となりました。