レポート

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福祉を身近に、誰もが安心して住み続けられるまちへ。 丸亀市福祉ママ会議連合会

「丸亀市福祉ママ会議連合会」は、丸亀市社会福祉協議会・会長の委嘱を受けたボランティア団体で、現在163名が所属し、丸亀市内で活動を行っています。
発足は昭和42年。当時は女性の民生委員が少なったこともあり、民生委員とともに女性の立場で地域福祉の推進を行うことを目的に組織されました。誰もが住み慣れたまちで安心して住み続けていけるよう、地域の人々が支え合えるまちづくりを目指しています。

主な活動内容として、年2回「在宅寝たきり高齢者友愛訪問」を行い、各家庭などをまわりながらご本人と介護者のお話を聞いています。また、家庭で不要となった物品のリデュースを目的にチャリティバザーを行っています。



マルタスでは、5月22日(月)から7月3日(月)まで、同会の活動をまとめた展示が行われました。また、6月3日(土)には、「まるがめうちわでボランティア」と題した子ども向けのワークショップとチャリティバザーがマルタスで開催されました。
同ワークショップでは「在宅寝たきり高齢者友愛訪問」の際にプレゼントするうちわを作成しました。うちわをかたどった紙に夏らしいイラストをプリントし、参加者の子どもたちに色を塗ってもらいます。それらを、リユースを目的にお城まつりなどで余ったうちわに貼り付け、オリジナルうちわを作りました。




参加したたくさんの子どもたちは、思い思いに塗り絵を楽しんだり、新たなイラストを加えたりして、個性あふれる作品を作り出していました。福祉ママのメンバーは、うちわが完成するまで子どもたちに声を掛け、一人ひとりに寄り添っていました。



後日「友愛訪問」の様子を取材させていただきました。
福祉ママのメンバーである奥山さんが、丸亀市内の池内さんのお家を訪問し、バスタオルやお菓子、ワークショップで子どもたちが作ったうちわを手渡しました。それから、今までの介護の経験や介護者である奥さんの趣味など、さまざまなお話をしていました。
池内さんは「奥山さんはご近所でもあるし、普段から気にしていただけるのが嬉しいですね。こうやって人が来てくれることが刺激にもなります。一番頑張っているのはお父さんですが、私もこれからも頑張ろうと思います」と話しました。



丸亀市福祉ママ会議連合会は、以前は福祉施設などでボランティアなども行っていました。しかし、コロナ禍によりそのような活動はできなくなり、今後どのようなボランティア活動ができるか考えているところだそうです。チャリティバザーや子ども向けのワークショップは今後も継続していくそうです。



【編集部より】実際の介護の現場も取材させていただき、福祉や介護について考える機会になりました。同会は、メンバーを募集中だそうです。興味や関心のある方は、ぜひお話を聞いてみてはいかがでしょうか。