レポート

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トールペイントで生活に彩りを 

4月29日(土)、Elle est mignonneの吉岡優江さんによる「春のお花を白い植木鉢に描こう」が開催されました。
吉岡さんは、簡単なトールペイント制作などを通して、参加した人があらゆることに興味を持ち、自分で調べようとする意欲や「いいな」と思ったものをトールペイントで表現していくきっかけ作りを提案したいと活動されています。
トールペイントとは、ヨーロッパの伝統的装飾技法を土台に、木、ブリキ、ガラス、陶器、布などあらゆる素材に絵を描く手法の総称です。
今回は、白い植木鉢に春のお花であるラベンダーかミモザを描くワークショップを開催しました。



まずは植木鉢に下書き作業をします。
植木鉢の描きたい面を決めた後、吉岡さんの描いたイラストに転写紙をはさみ、専用のペンで植木鉢に描き写していきます。



それができると、細い筆を使いアクリル絵の具で塗っていきます。
「植木鉢は丸いので、描きやすい角度を見つけて行ってください。ラベンダーはカンマストロークという技法を使い、少し力をかけて筆を置き、力を抜いて筆を抜きます。何回も描くことが上手になるポイントです」と吉岡さんが話します。



パレット代わりの牛乳パックに絵の具を出し、そこに少し練習をしたあと、植木鉢に実際に描きます。
参加者の皆さんは、吉岡さんの見本を見ながら真剣な表情で手を動かし、試行錯誤を重ね作品を作り上げていきます。
吉岡さんは、それぞれにアドバイスを伝えながら優しく作品作りを見守りました。




ラベンダーとミモザ、描くものによって筆や色を変えながら、春らしく植木鉢が彩られていきました。
細かい修正をしたあとドライヤーで乾かし、ニスを塗って完成です。
参加者からは、「思った以上に細かい作業だったが、先生の説明が楽しくかわいい作品ができた」と感想が聞かれました。また、イベント日が誕生日だったという参加者からは、日にちを入れたいという要望があり、さらにオリジナルの作品となりました。



【編集部より】約1時間半、参加者の皆さんは黙々と作業に取り組んでいました。オリジナル作品の制作からトールペイントの魅力を知る一歩になりました。