うごく!あそぶ!うんどうあそび 2022.11.26(土)
| イベントレポート
11月26日(土)、あしあと寺子屋の清家裕之さんによる「うごく!あそぶ!うんどうあそび」が開催されました。
清家さんは丸亀市周辺において、身体づくりの運動や体のケアを通じて様々な世代に対して知識の共有と実践を推進していくことを目的に活動されています。あんまマッサージ指圧師や鍼灸師、キャリアコンサルタントなどの資格を有し、様々なジャンルの市民活動を行っています。
今回は、3歳から6歳までの子どもを対象に「幼少期のからだづくりや運動のコツ」について実践を交えながら、子どもたちと楽しく体を動かしました。
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はじめに、保護者の皆さんに幼少期の体づくり、体の動かし方のポイントなどを話しました。動作は36に分類されるそうです。鉄棒で行う逆上がりを例に、体はどんな風に動き、どんな力が使われているかを一つひとつ丁寧に説明していきました。
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保護者の横でうずうずしていた子どもたち。清家さんが子どもたちを部屋の中心に集めて、実際に体を動かす時間が始まります。
まずは小さな動きから。拍手、肩、背中、おしりと体の様々の場所をたたきます。
次は、仰向けになり、足を頭の上に持っていきます。そのまま足を上げる動きでは、保護者の皆さんも一緒に参加して子どもたちと触れ合いました。
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清家さんは、うんどうあそびの中で鍼、灸マッサージ師として子どもたちに触れることを意識しているそうです。「圧」という神経の感覚センサーを刺激して、安心してコミュニケーションが取れるように工夫しています。
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柔らかいボールを使った動きも行いました。走って、ボールを拾って、ボールを投げるという動きを繰り返しました。また、ボールは手で投げるだけでなく、足で蹴ったり、ボールを高く上に蹴り上げたり、子どもたちは様々な動きにチャレンジしました。
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合間合間に、清家さんは「体をしっかり伸ばすんよ」「お家でもお父さんとお母さんと一緒にしてみてね」と子どもたちに優しく語りかけます。子どもたちも「私もっと早く走れるよ!」「いっぱい動いて暑くなった」などと清家さんに積極的に話かけていて、すっかり打ち解けている様子でした。
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その後も、二人一組で行う手押し車やかけっこ、清家さん対子どもたちの綱引きなども行われました。
保護者からは「いい感じで動けているよ!」「もっと腕を引っ張らないと!」などと言葉が出ていました。普段しない動きだからこそ、子どもたちの素の姿を見られることがあるそうです。
水分補給をしながらほぼ1時間ノンストップで動き続けた子どもたち。それでも子どもたちには笑顔があふれ、楽しく体を動かす時間となったようです。
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参加した保護者の方からは、「子どもが楽しそうだったのが何より良かった。我が子ながらこんな動きができるのかと驚いた」「36の動作を普段どれだけ使っていないかを考えさせられた。これからもどんどん体を動かしていきたいと思った」などと感想が聞かれました。
清家さんは、「うんどうあそびには、様々な可能性が詰まっています。この動きができた、できないということも大切ですが、挑戦していくことが何より大切だと考えています。それを引き出していく声掛けや仕掛け、環境等を常に良いものとなるように日々考えています。勝手につられて、うんどうあそびをやっていた。そんな子どもたちのはじめのきっかけとなるイベントとなるように、これからも様々な場所で行っていきたいと思います」と話しました。
【編集部より】とにかくずっと体を動かしていましたが、元気な子どもたちを見ているとこちらも笑顔になりました。また、保護者の方々にとっては、子どもたちに体の動かし方をうまく伝える方法がわかる貴重な時間となったのではないでしょうか。清家さんは、これからも子どもたちに正しい体の使い方を伝えるイベントなどを計画されているそうです。気になる方はぜひご参加ください。