景色盆栽~小さなお庭の景観づくり~ 2022.5.14(土)
| イベントレポート
5月14日(土)、「UR.GREEN」の長谷川千愛美さんによる「景色盆栽ワークショップ~小さなお庭の景観づくり~」が開催されました。
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「みどり(植物)は好きだけど、管理や育てるのに自信がない」と、みどりを敬遠しがちではないですか?長谷川さんは、グリーンワークショップを通して、「日々の暮らしの中でみどりに触れる時間、また、植物を生活の中に取り入れ、育てていくことの楽しさやそこから得られる気付きなどを感じてもらい、自然と共存する暮らしづくりのきっかけにしてほしい」との思いから活動をしています。
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今回は、手のひらサイズの鉢と植物を使い、小さな自然の景色を表現する盆栽のワークショップを行いました。
「景色盆栽とは、鉢(盆)の上に、植物(栽)を植えて景色を作り、育てながら四季を感じたり、植物の日々の成長を眺めながら気付きを得たりする盆栽のことです。今回は、カジュアルに盆栽を楽しんでほしいと思い、ブリキの鉢を用意しました。材料は、五葉松、苔、石、化粧砂、土を使います」という長谷川さんの説明からスタートしました。
五葉松は成長のスピードがゆっくりだそうで、何年か成長を楽しむことができるそうです。使用する材料の詳しい説明を受けたあと、参加者の皆さんの盆栽作りに入ります。
ハサミを使い、松の葉を整えます。
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ポットから松を外し、土をほぐします。
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ブリキ鉢の中の配置を決め、土を入れます。
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石を配置します。
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苔と化粧砂で景色を作り、完成です。
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作業はそれぞれのペースで、長谷川さんが参加者を回りながら進められました。黙々と手を動かす皆さんに、長谷川さんは、「正面の配置を意識してみてください」、「石は大小合わせるとバランスがいいですよ」などとアドバイスしていました。
参加した皆さんは、少し遠目で松や石の配置を確認したり、少しずつ位置を変えたりしながら、景色作りを楽しみました。
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また、完成したあとは、水やりについてもレクチャーがありました。その後、マルタスの88の棚の部屋で、でき上がった作品の撮影も行いました。
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参加した女性は、「家時間で、眺めて楽しめる盆栽ができて良かった」と話しました。
【編集部より】一つひとつの工程を丁寧に行う参加者の皆さんの姿が印象的でした。集中して盆栽に向き合うことで、思い入れのある作品になったのではないでしょうか。