「好き」を集めて、ワクワクノートを作ろう 2022.4.17(日)
| イベントレポート
4月17日(日)、「自己肯定感アップ 魔法の夢ノート®」の久保田真凡さんによる「『好き』を集めて、ワクワクノートを作ろう」が開催されました。
「魔法の夢ノート®」とは、ノートに自分な好きな言葉や想いを書いたり、雑誌から好きな写真や絵を切り貼りしたりして、自分だけの「好き」を集めて作成し、できたノートを通して可視化された「自分」を内観し、本当の自分が好きなことやりたいことを見つけるプログラムです。自分だけの「好き」をきっかけに、多様性の理解につながり、また、自分の「好き」に注目されることで、自己肯定感がアップし自信が育ちます。
久保田さんは、「魔法の夢ノート®」の認定講師として、今回は、小学1年生から中学3年生を対象にイベントを開催しました。
ノートのワークショップに入る前に、2つの質問からイベントがスタートしました。
質問①あなたの好きなこと、ワクワクすることはなんですか?
子どもたちは、悩みながら、渡されたプリントに書き出していきます。その後、グループに分かれ、意見をシェアしました。
久保田さんは、「同じ『好き』もあれば、自分とは違う『好き』もあるよね。嫌いや変と感じるもの、普通や常識と感じることも人それぞれ。みんな違ってみんないい。誰に何を言われても、自分だけは自分の好きをわかって、賛成してあげてほしいと思います。でも、自分の好きを誰かに伝えることで、『おかしいと思われるかな』、『変って思われたらどうしよう』と、不安があるときは、自分を守るために周りの意見に合わせても大丈夫。それは嘘じゃないからね」と優しく話しました。
質問②なんでも叶うとしたら、あなたの夢はなんですか?
この質問では、久保田さんは、「将来何になりたい?ということだけが夢ではなくて、例えば、『旅行に行きたい』、『自分の部屋が欲しい』という小さな思いも、夢なんだよ」と話します。
少し驚いた表情を見せた子どもたちでしたが、それを聞いて、思いつく夢を書き出していきます。
さらに、久保田さんはこう続けます。
「夢はどんなことを思っても自由で、途中で変わってもいい。だってその夢が、叶うか叶わないかはわからないよね。そして、もしその夢が叶うチャンスが巡って来たとき、叶えるか叶えないかも自分で決めていいんだよ」
小さな目標を「夢」と設定することで、「叶えられた」という感覚をたくさん積むことができ、それが本人マインドやモチベーションにも大きな効果があるそうです。
そして、切り貼りのワークショップに移りました。
事前に用意してもらった雑誌やチラシなどを切り取り、ノートに貼り付けていきました。好きなものを自分で選び、好きなように貼る、という簡単な作業ですが、その積み重ねが「自分で決める」という訓練になるそうです。
子どもたちは、黙々と作業を続け、それぞれの「好き」が詰まった、素敵なノートが完成しました。
参加したお子さんの保護者からは、「子どもたちに自己について考える機会となり、学校とは別のアプローチをしていただきました。本人から感想を聞くのが楽しみです」、「子どもたちにもわかりやすく、とても大切な話をしてもらいました。自分の『好き』を、自信を持って表現してくれたら嬉しいです」などと感想が聞かれました。
【編集部より】「夢を叶えるか叶えないか、それも自分で決めていい」という言葉は、大人にも響くものがあるのではないでしょうか。集中してノートに向かう子どもたちの目は、キラキラと輝いているように見えました。