レポート

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オーボエとギターSPRINGコンサート 2021.3.21(月)

3月21日(月)、「オーボエとギターSPRINGコンサート」が開催されました。
同コンサートは、丸亀市文化振興事業協議会が主催し、オーボエ奏者 舩津美雪さん(香川県出身)と、クラシックギター奏者 小暮浩史さん(東京都出身)による演奏会です。

「丸亀市文化振興事業協議会」は、普段の生活の中で触れる機会の少ない文化芸術を、子どもたちや地域の方が集まりやすいところへ届け、文化芸術に触れて、感じることができる「芸術体験プログラム」を実施しており、文化芸術の充実・醸成にも寄与されています。



この日は春分の日。少し肌寒い日でしたが、会場であるオープンラウンジには、多くの方が訪れ、オーボエとクラシックギターの優しい響きを楽しみました。



今回のコンサートでの選曲は、「どこかで聞いたことのある曲」を意識したそうで、懐かしく、春らしい曲目で演奏が進められました。
また、曲の合間には、「香川に帰ってきて、梅の花や杏の花を見ました。色やにおい、風に季節を感じる香川はやっぱりいいですね」などと舩津さんのMCが入り、演奏とおしゃべりで、来場者を魅了しました。



小暮さんによるソロ演奏の際には、「ナイロン弦を爪ではじくことで音を出すクラシックギターは、やわらかい音が特徴です。世界のどこかで今も戦争が起きています。この曲を鎮魂歌として演奏します。温かい音色を楽しんでください」と話し、『禁じられた遊び』が演奏されました。



目をつぶり演奏の世界にどっぷりと浸る人、二人にまっすぐ目を向ける人、会場に入れなかった人も心地よい音に耳を傾ける様子が見られ、マルタス全体が音楽の世界に引き込まれました。
終了後には、大きな拍手が鳴り響き、2人に称賛が送られました。

来場者からは、「クラシックギターの音の深みとオーボエの音の可憐さ、ハーモニーが合っていた。春らしいコンサートでとても良かった」と感想が聞かれました。



コンサート終了後、舩津さんは、「香川県でのコンサートは、知人が名前を見つけて突然来てくれることもあるので嬉しいですし、どこか安心感があります。オープンなスペースでの演奏だったので、たまたまマルタスに来た方が足を止めて興味を持ってくださったことも嬉しかったですね」と、
小暮さんは、「僕たちの楽器は木でできていて、マルタスも木がふんだんに使われた造り。響きがあっているなと感じました」と話しました。



【編集部より】オーボエとクラシックギターの優しく、温かい音に春を感じる演奏会で、芸術に気軽に触れることのできる素敵な時間となりました。