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マルタス1周年関連事業 サーカスは呼んでいる 2022.3.21(月)

3月21日(月)、マルタス1周年関連事業の一環として、「サーカスは呼んでいる」が開催されました。



主催者の長谷川愛実さんは、香川県出身。サーカスパフォーマーとして東京で活動をしていましたが、コロナ禍により、現在は、香川県に戻り活動を行っています。今回のイベントは、「令和3年度丸亀市若手芸術家支援事業」に採択され、マルタスでの開催が実現しました。

「エアリアル」とは、サーカスや大道芸で行われる空中演技の演目のこと。吊り下げられた布や輪を用いて演技が行われます。今回は、マルタスのキッズスペース内で、長谷川さんによるエアリアル、目黒陽介さんによるジャグリング、イーガルさんによる生演奏のパフォーマンスが子どもたちの目の前で繰り広げられました。



イベント開始前のインタビューで長谷川さんは、「コロナ禍で、子どもたちも制限された毎日を送っていると思います。そういった暗い気持ちは私たちの演技を見て発散してもらい、エネルギーの1つにしてもらえたら嬉しいです。何か新しいものを見つけるきっかけになれば」と話しました。

しんとした雰囲気の中、3人の演技が始まると、子どもたちの視線はくぎ付けになります。
ジャグリングでは、ボールやリングが生きているかのように目黒さんの手の中で動きます。軽やかに動くボールやリングに、子どもたちは興味津々です。



エアリアルでは、長谷川さんが全身を使い、豊かな感情を表現します。空中で行われる演技を真剣な表情で見守りました。



イーガルさんの軽快な演奏が会場を盛り上げます。音楽が小さくなったり、大きくなったり。演技に合わせた音楽が、サーカスの世界を引き立てました。



また、子どもたちの目の前に移動し行われた演技もありました。目と目が合い、呼吸を感じる距離に、子どもたちの目は輝いていました。





たくさんの感動が40分間に込められ、終了後には大きな拍手が会場を包みました。

参加した保護者の方からは、「演技している方たちの息遣いを感じられる距離感に感動した」、お子さんは、「空を飛んでいるみたいだった。途中、目が回らないのかなと気になった」と楽しそうに話してくれました。

1回目の公演終了後、長谷川さんは、「とても楽しく演技できました。今後も香川からパフォーマンスを発信して、皆さんに届けていきたいです」と話しました。



【編集部より】目の前で行われるパフォーマンスに、ドキドキとワクワクが皆さんの表情から見て取れました。体で表現する美しさについて、身近で感じることができる貴重な機会になりました。