レポート

2月23日（水）、絵本作家の谷口智則さんによる「絵本ライブ＆ライブペインティング」が開催されました。

谷口さんは、2004年に絵本作家としてデビューし、フランスやイタリア、台湾、中国など海外でも数々の絵本を出版しています。また、広告やパッケージデザイン、商業施設の空間プロデュースなど多方面で活躍の場を広げています。

今回のイベントは、谷口さんによる絵本の読み聞かせと、絵を描く様子を目の前で見ることのできるライブペインティング、また、サイン会という盛りだくさんの内容で行われました。

まずは、絵本の読み聞かせからスタートします。1冊目は、『カメレオンのかきごおりや』（アリス館）。この絵本は、コロナ禍でなかなか旅行に行けない中で、絵本の中で旅ができたらいいなという思いで描いたそうです。

2冊目は、『100にんのサンタクロース』（文溪堂）。静かにお話の世界に引き込まれていく子どもたち。物語の中盤では、たくさん並んだサンタクロースが本当に100人いるのか、みんなで数えていきました。

お話を楽しんだあとは、谷口さんによるライブペインティングが行われました。白い大きなキャンバスに、参加した親子に描いて欲しい動物のリクエストを聞き、描いていきます。
サル、ウサギ、ゾウ…、ペンギンやクラゲなど海の生き物、子どもたちの好きな動物たちでキャンバスが彩られていきました。次々と描かれる動物たちに、参加した保護者の方は感嘆の声を上げ、子どもたちも真剣な表情で見入っていて、谷口さんの世界に引き込まれていきました。

また、子どもたちには、谷口さんが一枚一枚イラストを描いたサイン入りのうちわがプレゼントされました。これは、同じものは1枚もないオリジナルのうちわです。いろいろな動物が描かれていて、塗り絵ができるように準備されました。

谷口さんがキャンバスに色塗りをしている間、子どもたちはこのうちわに塗り絵を行いました。また、マルタススタッフによる谷口さんの絵本の読み聞かせも行われ、参加者は思い思いの時間を過ごしました。

さらに、谷口さんへの質問タイムでは、絵本作成の裏話や、この日に使っている絵の具のことなど、普段はなかなか聞くことのできないお話をしていただきました。
そうしている間に谷口さんのキャンバスも完成しました。リクエストで描かれた動物たちと、丸亀城、マルタスのロゴも描かれた世界にひとつの素敵な作品となりました。

【編集部より】描かれた作品は、マルタスのキッズスペースに飾られています。どんな動物たちが描かれているか、ぜひ見に来てくださいね。