「もしバナゲーム」を体験しよう!2022.2.23(水)
| イベントレポート
2月23日(水)、きむらなみさんによる「もしバナゲームを体験しよう!」が開催されました。
皆さんは、「終活」について考えたことがありますか。終活とは、「人生の終わりを考えることで今をよりよく生きる活動」のことで、自分の死と向き合い、人生の最期を迎えるためのさまざまな準備や人生を総括することを意味します。
きむらなみさんは、終活の重要性を伝え、自分も周りも後悔しない、わくわく楽しくなる「終活」をサポートする活動をされています。
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タイトルに使われている「もしバナゲーム」は、「もしものための話し合い(=もしバナ)」をするきっかけを作るために、医師が開発したカードゲームです。「もしも、余命半年と宣告されたら…」というテーマのもと、個人個人で違う価値観や自分自身の在り方についてカードを通して考えることで、さまざまな気づきを得ることができます。
今回の体験イベントには、午前・午後に分けた2回の開催に13人が参加し、「終活」について考えました。
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ゲームを始める前に、きむらさんから自己紹介と終活について説明がありました。「エンディングノートを書いたことがありますか?」の質問に、手を挙げた方は一人。書いたことのある人でも、介護や延命治療のことなど、難しい内容が続くため、すべてを書き切れる人は全体の数%と言われているそうです。
きむらさんは、「自分の最期をどうするかの意思表示は重要なことですが、自分の意志を出すのは難しい。それを少しでも出しやすくするために、このカードゲームを使います」と話し、ゲームがスタートしました。
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また、今回は、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、カードの配布は行われない形式でゲームが進められました。参加者には、ワークシートが配られ、ランダムに選ばれた7枚のカードから「自分が1番大切だと思うカード」を選び、その内容を紙に書きます。それを5回繰り返し、参加者の皆さんが「余命半年だとしたら、何を大切にするか」を書いた5つの内容がそれぞれ書き出されました。次に、その5つの中から「特に大切にしたいこと」を3つ選び、丸で囲みました。
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その後、選んだカードについて、1人ずつ内容を発表していきました。参加者の皆さんは、ほかの方の発表に真剣に耳を傾け、自分の選んだカードとも照らし合わせている様子が見受けられました。また、きむらさんは、発表に共感したり、アドバイスをしたりしながら、それぞれに寄り添いました。
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きむらさんは、「本当はもっと時間をかけてするゲームなのですが、自分の気持ちを考えるきっかけにはなったのではないでしょうか。書くことでやらなきゃいけないと思うこともあったと思います。行動する終活をしましょう」と話しました。
参加者からは、「人の話から自身の気付きを得た」、「未知のテーマについて学ぶことができて良かった」などと感想が聞かれました。
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【編集部より】難しいテーマですが、誰しもがいつかは考えないといけない「終活」について、一人ひとりが真剣に向き合う様子が印象的でした。また、ほかの方の意見を聞くことで新たな考えや気付きに出会えることも、より充実した終活において大事なことかもしれません。