レポート

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魔法瓶で作る糀甘酒体験 2021.12.26(日)

12月26日(日)、「発酵料理セラピー 丸亀つむぎ」の藤田直子さんによる「魔法瓶で作る糀甘酒体験」が開催されました。
藤田さんは、看護師20年の経験を活かし、「発酵料理と予防医学で心身の健康をサポートしたい」と発酵料理を主とした料理教室を開催しています。
今回は、米麹と水だけで作ることのできる甘酒作り体験を行いました。



まずは、藤田さんが発酵食品に携わるようになったきっかけや発酵食品について、スライドを使いながら紹介されました。
今回作る米糀甘酒と酒かす甘酒の違いなどの説明では、参加者はメモを取りながら話を聞くなどし、発酵食品の奥深さを学びました。また、試食もあり、発酵食品を味わいました。



その後、皆さん楽しみにしていた実習が行われました。工程は少なく、作り方はとても簡単です。



①各自、用意していただいていた水筒にお湯を入れて温めておきます。また、お水を量り、火にかけます。



②水をある温度まで温め、量った米麹を入れてよく混ぜ合わせます。



③混ぜ合わせながら温度を確認し、ある温度で火を止めます。



④水筒のお湯を捨て、混ぜ合わせた米麹を水筒いっぱいに入れます。



⑤このまま発酵させ、8時間後に完成です。

麹菌の働きと一定の温度を保つことで酵素が活発になり、発酵が進むそうですが、空気層があるとうまく発酵が進まないことがあるので注意が必要です。また、完成した麹甘酒は、冷凍での保存も可能だそうです。
参加者の皆さんからは、作業の途中にもさまざまな疑問について質問があがり、藤田さんは一つひとつに丁寧に答えられていました。



藤田さんは、「発酵料理のすばらしさやおいしさを皆さんにも感じてほしいです。発酵ライフをぜひ、楽しんでください」と話しました。
また、参加者からは、「こんなに簡単にできる甘酒作りは初めて。料理にも使ってみたい」、「日常生活に役立つ良いイベントだった」などと感想が聞かれました。



【編集部より】とても簡単な工程に、皆さん驚かれながら、嬉しそうな表情で水筒を持ち帰られる姿が印象的でした。でき上がった甘酒を、お家でおいしく召し上がられ、発酵ライフの第一歩となったのではないでしょうか。