チーズでアートする世界観の体験レッスン 2021.10.9(土)
| イベントレポート
10月9日(土)、「Le Salon de Jaune Table(ル・サロン・ド・ジュンヌターブル)」さんが主催し、同サロンの代表の葛石朋子さんが講師となり、「チーズでアートする世界観の体験レッスン」が開催されました。
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フランスではチーズにかかわる活動者およびチーズの専門家を合わせて「フロマジェ」と呼びます、葛石さんは、2016年に日本チーズアートフロマジェ協会(CAFAJ)の一期生としてフロマジェ資格を取得しました。そして、2019年に第2回日本最優秀フロマジェ選手権大会で準優勝し、同年9月に開催された第4回世界最優秀フロマジェコンクールに出場した経験を持ちます。
今回のレッスンでは、「チーズについて楽しみながら学んでもらい、また、美味しさを知ってもらうことで、もっとチーズに興味を持ってほしい」という葛石さんの思いのもと、同コンクールに出場したときの様子や世界のチーズについて学びました。
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まずは同コンクールに参加したときのお話から。コンクールでは、チーズに関するスピーチなどの試験や、「チーズプラトー」と呼ばれるチーズの盛り合わせを作る実技試験などの様子が写真を交えながら説明されました。大きなチーズは、ワイヤーを使って切ることなどが話されると参加者からは驚きの声が上がっていました。
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次に、チーズについて学びます。チーズの歴史は古く、メソポタミア文明の時代まで遡ります。現在は、大きくプロセスチーズとナチュラルチーズに分類され、ナチュラルチーズはさらに7つのタイプに分けられます。タイプによって作り方、味、形もさまざま。ヨーグルトとチーズの違いや発酵食品であるチーズの栄養価の高さなど、チーズの内面についても話されました。
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最後は、皆さんお楽しみのテイスティングが行われました。参加者の前には、葛石さんがカッティングした5種類のチーズが美しく並べられています。それを、皆さんに1つずつ味見ができるようにシェアし、一緒にテイスティング・シートが配布されました。葛石さんは、「五感を使ってチーズを味わってください。見た目や香り、また、こうやって並んだチーズをシェアして食べることも美味しさのポイントの1つです」と話します。チーズを口にし、思わず笑顔がこぼれる皆さん。テイスティング・シートには、チーズの色や状態、食べたときの食感、口どけ、香りなど8つの項目について記入し、それぞれの違いや好みなどについて分析しました。
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参加した方からは、「チーズが大好きなので、とても楽しかった。珍しいチーズも食べられて良かった」、「先生の説明がとてもわかりやすく、チーズに対して興味関心が沸いた」などと感想が聞かれました。
【編集部より】とても和やかな雰囲気で行われた今回のレッスン。オープンスペースでの開催で、思わず足を止めてイベントの様子をご覧になる方など、参加者以外の方もチーズの魅力を感じることができたようでした。