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「ここから贈ろう、発信の丸亀」ワークショップ~丸亀だけのオリジナル郵便ポストのアイデアを出そう~2021.10.2(土)

10月2日(土)、「ここから贈ろう、発信の丸亀」ワークショップ~まるがめだけのオリジナル郵便ポストのアイデアを出そう~が開催されました。
「郵便ポスト」と聞いて、皆さんはどんなものを想像されるでしょうか。「赤くて、四角い形で…」など、普段よく見かける郵便ポストをイメージされると思います。しかし、全国には、小豆島のエンジェルロードの近くにある「天使のポスト」や宮崎県にある「日向夏ポスト」など、ご当地感あふれる郵便ポストが存在します。その土地(まち)に合った形、デザインにすることで住んでいる人に愛着を持ってもらえるような「郵便ポスト」に生まれ変わるのです。
今回のワークショップでは、香川大学創造工学部造形メディアデザインコースの3年生が中心となり、丸亀駅に新しくできる予定の「郵便ポスト」のアイデアをみんなで話し合いました。



テーマは、「日本一○○なポストを考えよう!」。さらに、〇〇の部分には、「美味しそう」、「遊べる」、「丸亀」、「見たら驚く」の言葉が入ります。参加した高校生約15名は、4チームに分かれ、チームごとに2つの郵便ポストについてグループワークを行いました。各チームには、大学生が1人ずつ入り、話をリードします。それぞれ自己紹介を行ったあと、テーマをもとに話し合いを進めていきました。



あるチームでは、テーマからイメージできる言葉を付箋に書き出し、関連する言葉ごとにまとめ、話し合いを行っていました。また、ほかのチームでは、言葉のイメージを絵にして、その絵をみんなで話し合う様子なども見られました。
どのチームでも、高校生が悩んでいる様子が見られると、大学生から声をかけ、一緒に考えたり、ヒントになる言葉をかけたりと和やかな雰囲気でグループワークが進んでいました。



約2時間のグループワークの後、それぞれのチームで話し合った内容について発表を行いました。
形だけでなく、音や匂い、触感など、どのチームも創意工夫を凝らした郵便ポストが発表されました。また、その郵便ポストを利用することで、近くのお店で使える特典プランを考えるなど、郵便ポストだけでなく、周辺のお店などが一緒に盛り上がるような提案も行われました。発表後は、聞き手から疑問点などを質問する時間も取られました。高校生たちは、思わぬ質問に戸惑う場面もみられましたが、チームのみんなで考えながら対応していました。
その後、香川大学の教授や投票によって、考えられた8つのアイデアの内3つに、賞が与えられ、ワークショップは終了しました。



【編集部より】考えられたアイデアは、テーマによってさまざまで、どれも笑顔になれるようなものばかりでした。また、参加者は、「郵便ポスト」を通して丸亀についても考える機会となったのではないでしょうか。