防災って何?「作って・遊んで・学べる」自分だけのオリジナル防災かるたづくり2021.8.10(火)
| イベントレポート
8月10日(火)、整理収納教育士ヘスティアさんによる「防災って何?『作って・遊んで・学べる』自分だけのオリジナル防災かるたづくり」が開催されました。
台風や地震など災害が多い日本。8月の雨の被害は記憶に新しいと思います。今回のイベントは、水害などの被害が多いこの時期に、親子で楽しく遊びながら学んでもらい、防災に関心を持つことで自助につなげてほしいとの思いで実施されました。
まずは「防災」について学びます。講師の道久さんは、「自分のいのちを守るため、できることはなんだろう?」と子どもたちに問いかけます。戸惑う子どもたちに、「災害は突然やってきます。災害について知り、『もしも』のときに困らないように『毎日』のくらしできることを考えましょう」と話します。
そこで登場したのが、さまざまな方法で遊ぶことのできる「整理収納 防災 防犯 かるた」。まずは、親子でかるた取りにチャレンジします。絵札を並べ、初めにどのような絵札があるのか親子でじっくりと見澄ましてから、道久さんが読み札を読み上げます。子どもたちは読み上げられたかるたが取れると楽しそう。取られたかるたは、1枚ずつ道久さんが説明を補足しながら、整理と防災について学びました。
次は、オリジナルかるたを作ります。子どもたちはそれぞれが好きなかるたの絵札を選び、その絵札にはどんな様子が描いてあるのか親子で話し合い、読み札を考えます。先生からは、「みんなが考える世界に1つだけのオリジナルかるたです。決まりはありません」と優しいアドバイスが。用意されたプリントに、考えた読み札とそれを説明する文章を記入し、それぞれがオリジナルのかるたを作っていきました。その後、一組ずつできあがった作品を発表し、ほかの親子が考えたかるたについても理解を深めました。
最後に、「今日からできる防災について2つ考えてみよう」という課題について親子で考えました。普段から気を付けることや、いざというときのため準備しておくことなど、それぞれが気づいたことを話し合っていました。
道久さんは、「親は、子どもの考えていることを知り、それについて子どもと話し合うことで防災について考えるきっかけになります。親子でよく話し合う時間を作ることが大切です」と話しました。
参加した保護者からは、「防災についての知識をより深く親子で楽しく学習できた」、「子どもの考えを知ることができて面白かった。これから家族で話し合う機会を持ちたい」などと感想が聞かれました。
【編集部より】かるたという教材を通して、防災について楽しみながらも真剣に考えることができました。いつ起きるかわからない災害に向き合い、準備しておくことが大切です。まずは家族で話し合ってみませんか。