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【郷土発見!】世界にひとつだけの丸亀うちわ 2021.5.4(火)

丸亀市の名産のひとつと言えば、うちわ。丸亀うちわは、江戸初期に金毘羅参詣の土産物として、朱色に丸金印の「渋うちわ」が作られたのが始まりといわれ、その後、丸亀藩が内職としてうちわ作りを奨励し、代表的なうちわ産地の基盤を築いてきました。この伝統的な丸亀うちわには全47のも製造工程があり、ほとんどが職人さんによる手仕事。平成9年には、国の伝統工芸品に指定され、うちわの国内シェアは約9割を誇ります。

そんな丸亀うちわをもっと知ってほしい、また、職人さんが作ったうちわに実際に触れることでさらに魅力を感じてほしいと、5月4日(火)、「【郷土発見!】世界にひとつだけの丸亀うちわ」が開催されました。用意されたのは丸亀市土器町で茂木団扇を営む、茂木伸彰さんによる大うちわ。なんと普通のうちわの約12倍、高さ約2m、幅約1.2mのとても大きなものです。



会場であるオープンスペースに大うちわが現れると、その壮大なスケールは大きな存在感を放っていました。新緑をイメージした緑色の紙へメッセージやイラストなどを記入していただき、このうちわに貼り付けることで世界にひとつだけのオリジナルのうちわを作ろうという企画です。

早速参加してくれたのは小さなお子さん。ペンでかわいいイラストを描き、保護者の方に抱っこされ、大きなうちわにペタリ。その後も、さまざまな方がイラストを描いたり、「コロナがなくなりますように」や「友だちに会いたいな」などのメッセージが次々とうちわに貼り付けられていき、さまざまな思いを乗せた「世界にひとつ」のうちわとなりました。





【編集部より】和紙と竹で作られた大きなうちわは、とても迫力があり、丸亀の伝統と文化を身近に感じることができました。そして、印象的だったのは、大きなうちわを見たときの子どもたちの驚きの表情や保護者の方に抱っこされながら紙を貼り付けるときの笑顔です。
この丸亀うちわは、キッズスペース横の親子ラウンジに展示されています。まだメッセージを書いていただくことも可能です。みんなの思いと合わせて、ぜひ、丸亀うちわの魅力を感じてみてください。