レジ袋を削減!地球にやさしい新聞ばっぐ
| イベントレポート
9月2日(土)、まるがめ世話やき隊と丸亀市生活環境課ゼロカーボン推進室が主催する「商店街から発信 丸亀城下町 新聞ばっぐ普及プロジェクト 〜しまんと新聞ばっぐワークショップ〜」が開催されました。
これは、地域の課題解決や市民のニーズに沿った公共サービスの提供を図るため、市民活動団体や事業者と市が協働で行う事業を募集する「提案型協働事業」の一環として行われました。
丸亀市は、2050年までに温室効果ガスの総排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を2022年3月に宣言しています。そこで、温暖化対策の一つとしてレジ袋の削減を推進しています。
また、まるがめ世話やき隊は、丸亀市中心街や商店街の活性化を目指して活動しており、月に一度「ひろえば街が好きになる運動」という清掃活動を実施しています。今回のワークショップも環境啓発活動として、新聞バッグを広めていきたいと企画されました。
今回のイベントでは、高知県のNPO法人RIVERが取り組む「しまんと新聞ばっぐ」の作り方を学びました。
しまんと新聞ばっぐは『モッタイナイ×オリガミ』をコンセプトに、新聞紙を折り紙のように折ってノリづけしただけのバッグです。新聞紙ですがオシャレな形でとても丈夫だということが特徴で、読み終えた新聞を使って新しい形を作り、日常生活で有効活用していくことを目的にしています。
「しまんと新聞ばっぐ」は折り方が何種類かあるそうで、今回は「10分バッグ」の作り方が参加者の皆さんにレクチャーされました。
「この部分はきっちり折り目を付ることがポイントです」
「のりは少しつけてから薄くのばしてくださいね」
1枚の新聞紙を折って、のり付けして・・・。一つひとつの作業が丁寧に説明されていき、少しずつバッグの形に近づいていきました。
取手の部分も新聞紙で貼り付けて「しまんと新聞ばっぐ」が完成しました。
参加者からは「好きな新聞のデザインがあったら取っておいてまた作ってみたい」「家でもチャレンジしようと思う」などと感想が聞かれました。
まるがめ世話やき隊の紀伊さんは、
「新聞をカバンとして再利用する、しまんと新聞バッグは、おしゃれでありながら環境にも良く、循環に役立っていることを感じることができるとても良い取り組みだと思いました。
実際にイベントを開催し、たくさんの方にご参加いただき、興味を持っていただけて良かったです。地域のさまざまな課題は、さまざまな方と一緒に行うことで、より効果が発揮されると思います。ですので、今回はNPO法人 RIVERさん、丸亀市生活環境課ゼロカーボン推進室さん、それからイベントにご参加された方と、たくさんの方と一緒にこのイベントを開始できてよかったです」と話しました。
【編集部より】参加者の皆さんは、新聞のデザインなども考えながら折られていて、一つひとつ個性がでるバッグができあがっていました。今後、商店街のお店のウインドウなどに展示するような取組も考えられているそうです。