【With Community】若い世代が参加しやすいまちづくりを~城北コミュニティ
| まちのヒト・コト
マルタスでは、住民が力を合わせて地域をより良くするために活動している丸亀市内の各コミュニティを取材しています。
丸亀市には、概ね小学校区を単位とした17の地域コミュニティが形成されています。
コミュニティは、地域にある自治会や老人会、民生児童委員会、PTAをはじめとする各種団体などにより構成されています。それぞれのコミュニティでは、地域の活動計画となる「まちづくり計画」を策定し、広報誌の発行、コミュニティまつり、環境美化、防災訓練、子育て支援などの事業を行い、地域の課題解決と、特色のあるまちづくりに取り組んでいます。
今回は、城北コミュニティについて紹介します。
城北コミュニティは「明倫の里 城北」が正式名称です。丸亀藩5代藩主 京極高中(たかなか)公が藩校(江戸時代に藩士の教育の場に建てられた教育機関の呼び名)正明館に与えた自筆の「明倫」の扁額が城北小学校に伝えられたことが由来しています。
「明倫」とは、孟子の言葉で「人間として成長するには先ず教育が大切であり、そのために学校を設け、人倫を明らかにして学ぶことが肝要」との意味です。明治初めの丸亀には、私塾や寺子屋など二十数校があったといわれていますが、その内約10校が城北地区にあり、歴史的にも教育の町であったことがわかります。
明倫の扁額は、正明館、明倫館を経て丸亀郷校、亀湾小学校、そして城北小学校に受け継がれてきたそうです。これは、平成27年に新しくなった校舎にも掲げられており、子どもたちの成長を今も見守っています。
城北コミュニティは、7つの部会から成り立ち、それぞれがまちづくりのためにプランを提示しています。
総務部会:地域住民と「ふれあい」「活性化」
環境部会:ごみ不法投棄防止や子どもと地域の安全力向上
福祉部会:みんなで見守り、助け合う「安心・安全・幸せな」まちづくり
保健部会:健やかな心とからだでいきいき生活
文化部会:文化的活動で知識の向上と地域の活性化
広報部会:地域の人々への情報の伝達とコミュニティ活動の周知
体育部会:運動やスポーツで「豊かな心」と「健康な身体」
城北コミュニティセンター
城北コミュニティ「明倫の里 城北」の活動拠点として、城北コミュニティセンター「明倫」があります。丸亀駅から北東に約800m、歩いて12分ほどの距離で、閑静な住宅街にあるセンターは、和風の落ち着いた外装となっています。
入ってすぐある図書室には、丸亀市立図書館から図書の入れ替えがあり、閲覧だけでなく貸し出しも行っています。最近では、近所の子どもたちが図書室で勉強することもあるそうで、憩いの場のひとつになっています。
センターは、コミュニティ活動や行事、コミュニティに参加する団体が活用することはもちろん、パソコンやダンス、舞踊、体操、音楽、手芸などの生涯学習クラブも多数活動しています。興味のある方は、城北コミュニティまでお問い合わせください。
自主防災会
連合自治会で組織される自主防災会があります。地域住民の災害に対する「危機意識」の高揚を目的に、年に1回防災訓練を実施しています。令和6年度は12月1日(日)に城北小学校にて開催され、住民170人以上が参加しました。災害発生に備えて個々に準備すべき在宅避難への備え用品、家具の転倒防止機材などの展示や避難所受け入れに備えた備蓄品や避難所施設の展示、説明が行われました。その後、設営体験などを実施しました。
コミュニティでの取組
城北明倫まつり
3月に行われるコミュニティまつりです。子どもたちや地域の皆さん、生涯学習クラブの作品展示、舞台発表などが行われます。バザーも同時に行われ、たくさんの方が集まり賑わうイベントです。
城北お助け便
地区内には大きなスーパーなどがなく、買い物が不便だという声が多く上がっています。そこで行われているのが令和3年より始まったこの事業で、買い物支援のほか、通院(行きのみ)や近隣の温泉施設などへの送迎も行っています。登録を行うことで、週2回(火・金曜日)予約にて利用することができます。運転ボランティアも同時に募集しています。ご興味のある方は城北コミュニティセンター(0877-25-2141)までお問合せください。
学校支援ボランティア
城北小学校へ支援を行う学校支援ボランティアの皆さんが活躍しています。小学校からの要望に応じて、防犯パトロールや昔遊び、清掃、授業(家庭科のミシン、書写など)、クラブ活動などの補助を行っています。令和5年度は約30名の方がボランティア登録しており、できるときにできる人が子どもたちのために動いています。ボランティアを行う方からは、「子どもたちに元気をもらっている」「自分の好きなことで支援できるのが楽しい」などと声が上がっているそうです。
城北コミュニティのこれから
令和7年3月に策定された第4次まちづくり計画。この計画は、若い世代の地区外への流出に歯止めをかけることを目的とした3世代交流を第一目標としています。城北コミュニティはご高齢の方が多く、コミュニティに参加しているのも60代以上が中心です。これからは、若い世代がよりコミュニティに参加しやすいようなまちづくりに取り組んでいきます。
次回は、城北コミュニティで活躍する人物について紹介します。


