レポート

Report

【With Community】歴史を重んじながらまちをかえていく~飯山南コミュニティ

マルタスでは、住民が力を合わせて地域をより良くするために活動している丸亀市内の各コミュニティを取材しています。

丸亀市には、概ね小学校区を単位とした17の地域コミュニティが形成されています。
コミュニティは、地域にある自治会や老人会、民生児童委員会、PTAをはじめとする各種団体などにより構成されています。それぞれのコミュニティでは、地域の活動計画となる「まちづくり計画」を策定し、広報誌の発行、コミュニティまつり、環境美化、防災訓練、子育て支援などの事業を行い、地域の課題解決と、特色のあるまちづくりに取り組んでいます。



今回は、飯山南コミュニティについて紹介します。



飯山南地域は、旧飯山町の南部に位置します。西に土器川、南は旧綾歌町に突出した仁池と大窪池、東には中大束川を持って境とし、ほとんどが平地で稲作が中心の田園のまちです。現在、国道438号飯山バイパス整備工事が進み、地域の様子はどんどん変貌してきています。
昭和31年に法勲寺村(飯山南地区)と坂本村(飯山北地区)が合併して飯山町が誕生、平成17年の平成の大合併により丸亀市となりました。その翌年には、飯山南コミュニティ協議会が発足、令和2年には新しいコミュニティセンターが、令和5年にはコミュニティセンターの東隣に「法の郷(のりのさと)公園」が完成しました。

飯山南コミュニティ協議会は、総務環境美化部、ふれあい交流部、防災部、福祉部、文化育成部、健康スポーツ部の6つの部会で成り立っています。
基本理念を『一人の100歩より 100人の一歩』とし、「みんなで育てる 住みよいまち法の郷」のスローガンのもと、令和6年4月には「法の郷第4次まちづくり計画」が策定されました。
アクションプランは以下の通りです。

Ⅰ 魅力ある 法の郷らしさ
Ⅱ 命と暮らしを守る 安全安心
Ⅲ 共に支え合い 健やかに暮らす
Ⅳ 健康とスポーツで 元気いっぱい
Ⅴ “楽しい”が見つかる 子育てと文化
Ⅵ 市民参加 情報まるごと発信

このまちづくり計画は、令和5年4月のコミュニティ総会を経て話し合いが行われ、約1年間、ワークショップや部会での話し合いを重ねて完成にいたりました。

飯山南コミュニティセンター



飯山南コミュニティセンターは、丸亀警察署飯山交番の南、現在工事中の国道438号飯山バイパス沿いに建っています。道向かいには飯山南保育所、工事中のバイパスを隔てて飯山南小学校があり、公園ができたことで夕方には子どもたちの元気な声が響いています。
館内に入るとすぐ右側には、ふれあい交流室があります。ここは、「法の郷まちライブラリー」という図書コーナーにもなっており、お気に入りの本やおすすめの本を寄贈してみんなで作っていく場所で、本をきっかけとして人と人がつながる場所づくりをめざし運営されています。本を読むだけではなく、おしゃべりしたり飲食したり、どなたでも気軽に利用できるスペースです。



また、センターでは、年間を通して様々な生涯学習講座が実施され、たくさんの生涯学習クラブが活動しています。

コミュニティだより



同コミュニティの広報委員会が毎月発行する「法の郷コミュニティだより」は、「第9回全国公民館報コンクール」で最高賞の金賞を、「第10回全国公民館報コンクール」で特別賞(明治安田生命賞)を受賞しています。
オールカラーで印刷されるコミュニティだよりは、地域やセンターの最新情報はもちろん、地域の学校や企業、人、まちづくり計画に基づいてコミュニティが進める取り組みなどについてわかりやすく紹介しています。毎月ページをめくるのが楽しみになるコミュニティだよりを、ぜひ皆さんもご覧ください。

コミュニティでの取組

法の郷いきいきまつり



毎年秋に開催されるコミュニティまつりで、令和7年度は10月26(日)に開催されました。天候不順の中、コミュニティセンターと法の郷公園の会場には、子どもから大人まで多くの方が来場しました。イベントは多くのボランティアの皆さんによって支えられ、展示や発表のほか、マルシェなども同時に行われ、世代を超えた地域交流ができる場となっています。

飯山南敬老会
法の郷女性部会が主催し、80歳以上を対象に行われる「飯山南敬老会」は、地域の発展に尽力した高齢者をたたえ、健康長寿社会づくりをめざし、同コミュニティが市からの助成金を得て開催しています。令和7年度は11月9日(日)に開催され、多くの高齢者が集いました。ものまねタレントを招いたショーでは大きな笑いが、その後の会食では話がはずみ、参加した皆さんは心穏やかな時間を過ごしました。

防災訓練



飯山南地域を3地区に分け、毎年ローテーションで防災訓練を実施しています。令和7年度は、11月16日(日)に東小川地区を対象に行われ、自治会、飯山南自主防災会や消防団など計156人が参加しました。
参加者は、災害時の避難所での受付訓練、土のう訓練、AED体験、持ち出すべき避難用品や簡易トイレの組み立ての紹介などを体験しました。

飯山南コミュニティのこれから

地区内を通る国道飯山バイパスの全線開通が令和9年に予定され、今後の発展が期待される飯山南コミュニティ。時代が進むにつれ景色が変わっていく中でも、まちの歴史を重んじながら地域づくりに生かしていきます。

次回は、飯山南コミュニティで活躍する人物について紹介します。