郷土にまつわる歴史講座「ブラハセ・大地の成り立ちから丸亀平野を深堀りする」

Event
2025年11月19日(水)
郷土にまつわる歴史講座「ブラハセ・大地の成り立ちから丸亀平野を深堀りする」
趣味・暮らし  /  学び
丸亀平野は、土器川による扇状地である。土器川扇状地は、300万年前から始まった中央構造線による横ずれ断層活動に伴う讃岐山脈の隆起によって形成された。それまでは、吉野川は四国山地から直接香川県側に流れていたと推定され、その痕跡が満濃池周辺に分布する三波川変成岩の片岩礫である。土器川は暴れ川で、洪水のたびに流路を変えた。最近数千年間の主要な河道は、祓川橋から琴平町、善通寺市、多度津町に流れていたと推定される。琴平町の酒蔵の仕込み水、善通寺市から多度津町の豊富な地下水は、金倉川でなく旧土器川の伏流水である。また、現土器川と金倉川の間にある土器川扇状地の中央部は、氷期に形成された古い扇状地で、周囲より小高いため、水害に受けにくい場所である。この古い扇状地の北の端に丸亀城下が発展した。丸亀城下は、周囲より小高いため水害を受けにくく、また海際でも古土器川の伏流水を利用する地の利があった。
日付 2025年11月19日
時間 13時30分~15時
場所 1階 多目的ホール1・2
参加費 無料
申込方法 当日受付
対象 どなたでも
定員 60名
持ち物 特になし
主催 丸亀市協働推進部図書館
講師/先生 長谷川 修一さん (香川大学特任教授・名誉教授)
協力 なし
問い合わせ先 0877-24-8877